今日から3学期スタート!

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。                                                    1月8日(水)今日から3学期のスタートです。始業式では、校長先生から心理実験「マシュマロ・テスト」を例に「誘惑に負けないで、近い将来訪れるであろうたくさんのマシュマロのために、自分自身をコントロールしてください。」と全校生徒に向けて話がありました。  つづいて、各学年の生徒の代表から新年の抱負が語られました。1年生の代表からは、「僕たちは、1月にスキー学校があります。協調性や団結力をもっと高めて行きたいです。スキー学校を成功させ、たくさんの思い出を増やしていきたいです。」、2年生の代表からは、「3年生が私たち2年生に長野中を任せても大丈夫と、安心して卒業してもらうために2年生全体で落ち着いた生活をしていきたい」、3年生の代表からは、「3学期は、自分との戦いです。泣いても笑っても時間は取り戻せません。やれることを全てやりきり、3年生全員が笑顔で卒業できるよう頑張っていきましょう。」とそれぞれの代表が力強く抱負を語っていました。

   
   

 

マシュマロテストとは、スタンフォード大学(アメリカ)のミシェル博士が1969年に行った実験です。実験の内容は、4歳の幼稚園児を一人づつ部屋に呼び、目の前にマシュマロを1個置き、「今から部屋を出るけど、私が戻るまで(15分間)待っていたらマシュマロをもう1個あげよう。食べたくなってベルを鳴らしたらすぐに戻ってくるけど、その時はマシュマロを1個しか食べられないないよ。」と言って、子供たちの行動をつぶさに観察したものです。実験の結果は、①我慢できずに、ベルを鳴らさずにすぐに食べてしまった子 ②我慢しきれずにベルを鳴らして食べてしまった子 ③15分待つことができた子 の3パターンの割合はほぼ同じだったそうです。この実験を行った子どもたちが19歳になったときの追跡調査から、③15分待つことができた子(1262点)は、①②の我慢できなかった子(1062点)よりも学力テストの平均点が210点も高いという結果が出ました。 また、子どもたちのその後の人生の追跡調査にから③の子どもたちは、人間関係や行動力・判断力など社会性に優れ、収入の平均値が圧倒的に高いいという結果も出ました。この実験結果から「子供時代の我慢強さ、つまり、自制心が高いということは将来の成功に於いて非常に重要である」ということが分かります。

トラックバックURL